また明日[]


目に見えて落ちていった彼らを笑い飛ばした私たちは、あくびくらいの感覚でまた他に目を移していた。
進むばっかの秒針が面白くなくて、こんな日は君を困らせたくなる。
簡単であるほどここで群れていられるし、難解であるほどひとりぼっちになる。空っぽの馬鹿にはなりたくないけど、自惚れている馬鹿にもなりたくない。
かっこわるいね。
時間がない僕たちは不細工な顔をして夢を見た。お母さんの掃除機の音がすごく耳障りだった夏の日。
なんだっていい。
負けっぱなしの僕らは凡人でいい。
雨ばっかの今週に、赤ばっかの信号に、嘘ばっかの妄想に、うなずくしかない。
約束はしない。食いしばってもだめ。
いつか終わる感情のくせに、同情なんて欲するな。
また、明日会おう。


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