フィクション[]


便座の裏側を掃除するときは、決まって好きな男性をおもいうかべる。
ニュースキャスターよ、おねがい、平年並みって言ってくれ。毎年、今年が悲劇のヒロインになるのはもう、うんざり。
わたしから別れを告げたとき、「今後お前以上に好きな人できないわ」といった彼は、その3ヶ月後に恥ずかしげもなく恋人を作っていた。
久々に会って、「あのとき、俺たち付き合わなければよかったのかな〜」なんて言われた。

12月は、一年の中で一番忙しい月になった。
「忙しすぎるとぐちが出るけど ひまな程つらいものはないですよ」って、おばあちゃんのことばを思い出して、がんばろうっておもう。

たぶん、しあわせなんだとおもう。


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