ERIKA

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「ね、別荘ってどこにあるの?」





二人は森の中で傘もささずに立ち尽くしています。


バケツをひっくり返したような激しい雨で地面はぬかるみ、彼女の声はその雨音にかき消されそうなくらいひ弱に響きました。




「寒いよ…」




すがるように温もりを求めて腰に腕を回してきます。



そんなもの、彼にあるわけないのに。



大佐の黒服と彼女の純白のワンピースが、けもの道の上で引き立っていました。









「ってことは私たち、ずっと一緒にいられるんだね」




「……。」





「…このままここに、ずっと一緒に」








「そうだな。」









「お前は俺の心の中に永遠生き続けるさ」







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⇒作品艫激rュー
⇒モバスペ脾ook


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